みなさんこんにちは☆VACANCES戸梶です。
気になるたるみ・シワ・ほうれい線などのお肌トラブル…中々、美容液などのセルフケアでは物足りない!と感じる方も多いのではないでしょうか。
しっかりとリフトアップした効果、実感が欲しい…プロの手を借りたい…と思っても、どのような施術があるのか?自分にあったアプローチはどれなのか?そもそもエステとクリニック、どっちの方が良いんだろう?など、迷ってしまうこともありますよね。
せっかくなら、効率的に、しっかり効果も得たいところ。今回はそんな、エステサロンや美容クリニックでできるリフトアップが期待出来る施術の種類や、メリット・デメリットまで、お話していきたいと思います♪
リフトアップとは
そもそもリフトアップとは。そのまま和訳すると「持ち上げる」ということ。
お顔の筋力の衰えや老化など、様々な原因でお顔が垂れ下がり、顔にできたたるみやシワなどを改善する方法になります。アプローチ方法は、クリニックやエステサロンでも様々。それぞれで出来るアプローチの違いもご紹介させて頂きますね。
クリニックでのアプローチ
主にクリニックでのアプローチは、「治療」となり、リフトアップの治療を「フェイスリフト」と呼びます。どの部位をリフトアップするかなどによって、適した治療方法があり、どれだけの広さでリフトアップするのか、どのくらい深くから治療するのかによっても方法が変わる為、治療を受ける際は専門医によく相談し、診断してもらうことが大切です。
フェイスリフトの方法は、大きく分けて「切るフェイスリフト」と「切らないフェイスリフト」の2つに分けることができ、さらに「切らないフェイスリフト」には、糸を使ったものや注入によるフェイスリフトなどがあります。
特に切るフェイスリフトは、一度行うことでその効果が長きに渡って続くので、何度も通う必要はありません。エステサロンでの施術と比べると、どうしても副作用のリスクは高まりますが、忙しくてあまり時間が取れない、すぐに効果を実感したい、と考えている方に向いています。
クリニックでのアプローチ方法をいくつかご紹介します。
◯切るフェイスリフト
切るフェイスリフトでは皮膚の剥離を行い、皮膚だけでなく表在性筋膜も一緒に引き上げてから余分な皮膚を切除し、縫合します。皮膚を切開するため、術後に腫れや痛みを伴いますが、フェイスリフトの中でも最もリフトアップ効果が高く、持続期間が長いのが特徴です。
◯注入によるフェイスリフト
注入によるフェイスリフトにも様々な種類がありますが、中でもヒアルロン酸注射はよく聞かれることも多いかと思います。たるみが気になっている部分に行うと、肌をボリュームアップさせることができ、若々しい印象を手に入れることが出来ます。また他には、薬剤の注入により脂肪を溶かして体外に排出する脂肪溶解注射などもあります。
【ヒアルロン酸注入】
ヒアルロン酸はとても保水力のある成分で、なんと1グラムで6リットル近い水を取り込む力があります。ヒアルロン酸を直接補うことで、お肌にハリと弾力を取り戻し、特に頬や目元等にハリが生まれることで、下垂していたたるみやシワの原因の部分が目立たなくなります。
【脂肪溶解注射】
主に脂肪が原因による、頬や口の横、あご下やフェイスラインの改善にも使われます。よく「小顔注射」や、「顔痩せ注射」といった施術名で呼ばれることも多いですが、脂肪が原因でない場合は、逆にたるみやシワの原因にもなりかねないので、よくお医者さんと相談し、ご自身のたるみ等の原因を正しく知ることが大切です。
◯糸を使ったフェイスリフト
切るフェイスリフトとは違い、メスを使わずに特殊な糸を皮膚の深部に通して引っ張り上げ、気になる部分のたるみを改善するというもの。
針で糸を皮膚の下に入れるため、傷が残る心配も無く、切るフェイスリフトに比べると効果は劣ってしまいますが、顔にメスを入れないことから心身への負担は少なく、副作用のリスクも比較的小さくなります。糸の種類は様々で、使用する糸によって手術名や料金なども変わってきます。いくつか種類をご紹介していきますね。
【ゴールデンリフト】
金の糸を真皮内に埋め込む技術で、よく「金の糸」と呼ばれます。金という異物が体内に入ることでその周辺にマクロファージが集まり、線維芽細胞が刺激されてコラーゲン・エラスチン等の生成も活発になることからリフトアップやハリ・弾力などの効果も期待できます。
【3Dリフト】
持ち上げる力の強い特殊な糸を使用した方法で、溶けるタイプもあれば溶けずに体内に残るタイプもあります。効果もしっかり出る期待がありますがタイプによって、効果の維持期間などは異なります。
【スプリングリフト】
スプリングレッドという伸縮性のある糸を使う方法で、突起がついた特殊な糸を使うことで周囲の筋組織をしっかり持ち上げ、また伸縮性に優れていることから顔の筋肉を動かしやすいという特徴があります。また顔の中で溶けない為、効果も長続きしやすいです。
◯超音波やレーザー、高周波照射
肌の奥にある真皮層や筋膜まで働きかける方法で、照射すると細胞が一時的に変性し、それを治そうとして新陳代謝が活発になります。なのでハリの元ともなるコラーゲンの生成も活発になり、弾力やハリを取り戻してたるみなどの改善、リフトアップが期待できる方法になります。
【ハイフ(HIFU)】
皮下組織のさらに奥にあるスマス筋膜まで届き、肌表面や周囲の組織を傷つけることなくピンポイントで熱エネルギーを届けることができます。
【サーマサークル】
高周波(ラジオ波・RF)を使って真皮層から皮下組織にかけてエネルギーを届けます。光エネルギーであるレーザーと違い、電気エネルギーであるためわ色素に吸収されず、肌の深いところまで届けることができます。
エステサロンでのアプローチ
エステサロンでのアプローチは「施術」となり、美容の知識を持つプロが行う、マッサージや美容機器を使ってのリフトアップ効果の得られる施術を行なっていきます。
医療機関ではない為、外科的な手術は出来ないことから、どちらかと言うと継続的に行うことで効果を得ていくアプローチとなりますが、高いリラクゼーション効果のあるものや、副作用のリスクが少ないということがエステサロンでのアプローチのメリットでもあります。
エステサロンでのアプローチ方法をいくつかご紹介します。
◯EMSフェイシャル
電気刺激を与えて強制的に筋肉を動かし、リフトアップさせるというものです。お顔がたるんでしまう原因の1つに筋肉の衰えがありますが、腕やお腹と違って顔の筋肉は鍛え方がわからないという方も多いかと思います。
EMSでは施術を受けるだけで効率的に顔の筋肉を動かすことが出来るため、顔の筋肉を収縮させ、引き締め効果もあるとされており、継続して行うことでスッキリとしたフェイシャルラインを目指せます。
◯ラジオ波(RF)
電磁波の一種で、加齢とともに失われてしまうコラーゲンの生成を促す効果があります。ラジオ波を照射することで線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンを増やしていき、さらに、たるんでしまったコラーゲンを引き締めることもできます。
◯光フェイシャル
特殊な光を照射することで皮膚を軽いやけどのような状態にし、修復する過程でコラーゲンが増えるので、コラーゲンの生成を促すことができます。たるみ以外にも、肌のターンオーバーを整えたり、シミを薄くしたりすることもできます。
◯リンパマッサージ
フェイシャルのエステサロンの基本はハンドマッサージとも言われています。サロンによっても異なりますがプロのエステティシャンによるマッサージは皮膚に余計な負担をかけず、同時に血流を良くさせて肌のハリや弾力を生み出します。そして顔等はあまり動かさない場所の為リンパに水分や老廃物が詰まってしまいやすく、これが目元・口元・フェイスラインのたるみなどを引き起こしてしまうこともあります。
リンパにはポンプのような機能も無いので、一度流れが詰まると、そこに老廃物も溜まりやすくなってしまいます。この老廃物を流し改善すれば、お顔もスッキリとし、たるみが気にならなくなったり、顔が小さくなった等の実感をされる方も多い施術になります。
◯頭皮のケア
頭皮と顔の皮膚は一枚にくっついている為、頭皮のゆるみやコリ、硬さがお顔の皮膚のたるみなどの原因になっている場合も多くあります。丁寧なクレンジングやローション塗布、マッサージなどによって頭皮に潤いやハリを与えて、たるみを改善していくことができます。
◯デコルテ、肩こりの改善
鎖骨には多くのリンパが集まり、とても重要なポイントの為、この部分のリンパが滞ると顔のたるみやむくみ等が起きやすくなってしまいます。また肩こり、首コリなども、血行不良などの原因となり栄養がお顔のお肌まで届かず、たるみが促進されてしまう原因にもなります。
お顔だけでなく、首・肩・デコルテまでのマッサージを共に行うことで、よりたるみ改善の効果が期待出来ます。
エステ、クリニックでのメリット・デメリットまとめ
★クリニックのメリットや選ぶポイント★
・効果がはっきりと感じられる
・近年では「プチ整形」と呼ばれる
短時間での施術も登場
・注射などのリスクの少ない方法も選べる
・ほうれい線やシワ等が深くくっきり見える方
・施術後の最低でも2〜3日間程休みをとれる
・アレルギー等が無く肌質の強い方
・一定の費用が出せる。ローン等を組める
☆クリニックのデメリット☆
・原則としてダウンタイムが必要(落ち着くまでメイクなどもできない)
・リスクの少ない方法も出てきた分、維持期間の短いものも多い
・料金が高い
★エステサロンのメリットや選ぶポイント★
・ダウンタイムを置く必要無し
・セルフケアよりも即効性や効果が期待出来る
・メスや異物を体に入れたく無い方
・リラクゼーション効果も共に期待出来る
・比較的お手頃な価格で試してみやすい
・連休等を取るのが難しい方
・たるみやシワなどの悩みが気になり始めの方
・出来るだけ自分のペースで通っていきたい方
☆エステサロンのデメリット☆
・一回のみでの効果維持期間は比較的短い
・年齢やお肌の状態などによって、効果の出方やスピードは変わる
・エステティシャンの技術力の差が出やすい
普段から出来るセルフケア方法
「美は1日にしてならず☆」お顔をリフトアップしたいなぁ、と感じた時、ご自身で何らかのお顔のたるみや、もたつき、肌質の変化を感じてのことと思います。
クリニックでの治療や、エステサロンでのケアをしていくことで改善していくことももちろん出来ますが、普段からご自身で気をつけていけることも沢山あります。また、セルフケアも行なっていくことで、エステの効果をより高めたりすることも出来ます。
ここでは普段の意識や簡単に取り入れられる、セルフケア方法をご紹介したいと思います。
◯普段から気をつけること
◉スキンケア中はこめかみに向かって下から上に入れ込む。ただし、シワなどを伸ばそうとせず、優しく滑らせるように。力を入れると摩擦になり、返ってお肌へ刺激を与えてしまいます。
◉シャワーを上から下に浴びない、直接お顔にあてない。
◉食事は左右均等によく噛むようにする。
◉片方ばかりで頬杖をつかない。
◉背中を丸めない様意識する
◯「ポリバケツ」エクササイズ
1.目を見開き口角を上げ、大きな笑顔を作る
2.大きく口を開き、「ポ・リ・バ・ケ・ツ」と、声を出しながら、
3.1文字ごとに顔を大きく上に上げたり、大きく下を向いたりして顔から首の筋肉を動かす。×5セット
4.舌を頬の内側から押すように、ぐるりと回す。右回り、左回りと平等に行う
※スキンケア後など、お顔が乾燥していない状態で行って下さいね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
長いマスク生活の中で、耳への負担や表情筋を動かさなくなることにより、たるみやシワが気になるようになったというお声も多く聞くようになりました。
また逆に、“マスクをしてると美人に見える・小顔に見える”というのも、裏を返せばマスクの中のたるみやシワが多い部分が隠せているということでもあり、いかにこのようなお肌トラブルが見た目の印象に関わっているかがわかります。
気づいたら、早め早めのアプローチがとても大切になるので、気軽にお近くのエステティシャン、先生などにご相談されるのもオススメです☆
是非、参考になさってみてくださいね。
written by VACANCES心斎橋店:戸梶