エステティシャンに必要な能力

エステティシャンには様々な能力が必要です。

まず、サービス業のため接客の技術や気遣いが必要であることと、技術者のためエステテッィクの手技の腕前が必要になってきます。

また、美容のプロでありアドバイザーとしての一面もあるため、広く美容の知識が必要です。

厚生労働省の職業能力評価基準における、エステティックサービス提供者に必要な能力は以下となっております。

a.業務効率化への推進
b.チームワークとコミュニケーション
c.「美と健康」への興味と探求心
d.ホスピタリティ
e.企業倫理とコンプライアンス
f.後輩指導

上記を踏まえ、エステサロンで働く筆者の経験を元にそれぞれ考察していきたいと思います。

a.業務効率化への推進

エステサロンは接客業となるため、タイムリーにご予約のお時間にお客様をお出迎えし、予約枠内でお見送りまで終わらせなければなりません。
そのため、作業効率をよくしていかないと忙しい日はお客様をお待たせしてしまう危険性が出てきます。そうならないために、日々業務の効率化を図っていく必要があります。

b.チームワークとコミュニケーション

個人経営のエステで勤める場合でなければ、基本的にチームでサロンのお仕事を行っていくことになります。

業務分担やスタッフ同士で連携プレイをする場面も多くあります。そのため常にコミュニケーションをとり報連相をきちんと行うことも大切です。

お客様に対しても高いコミュニケーションスキルが必要です。

きちんとお客様の言いたいことや希望を理解し汲み取っていくことが求められます。これがうまくできていないと、お客様が不満を感じてしまったり、希望していた仕上がりとずれが生じるので注意が必要です。

また、エステはトラブルがおきないよう事前に禁忌事項をご覧いただく等の重要な確認事項も多いため、必要なことを漏れなく伺っていくことも重要です。