毛穴のタイプ別に特徴を知れたと思いますので、次はその主な原因をあげていきます。
①黒ずみ毛穴の原因
過剰な皮脂分泌が主な原因です。生活環境や間違ったお手入れ、加齢、紫外線、ストレスなどによってターンオーバー(お肌の作られるサイクル)が乱れることで、皮脂が毛穴に溜まり、剥がれ落ちた角質と混ざり、毛穴に栓をしたような状態になります。
皮脂や皮膚に残った汚れが長時間とどまると酸化が進み、黒ずんでしまいます。また、栓をしたような状態だと、産毛も抜け落ちず、角栓に混ざり合ってしまって黒く見えるのも原因の1つです。
②メラニン毛穴の原因
主な原因は紫外線です。毛穴の周りは紫外線の影響を受けやすい場所です。紫外線を浴び続けるとメラニン色素が作られ、シミやそばかす、メラニン毛穴になってしまいます。
また、肌に刺激を与えすぎることでもメラニン色素が増加します。本来であれば、蓄積したメラニンはターンオーバーにより肌には残りませんが、ターンオーバーが乱れてしまうと新しい肌が作られにくく蓄積されたままになります。
③開き毛穴の原因
乾燥や食生活の乱れ、ホルモンバランスによる過剰な皮脂分泌が原因になります。過剰な皮脂分泌が起きると、毛穴がどんどん押し広げられ、毛穴がとても目立つ状態になります。
特に額や鼻など、Tゾーンは目立ちやすくなります。また、間違ったスキンケアが原因になることもあります。肌に刺激が加わり、やりすぎることで毛穴がより広がってしまうことがあります。
④たるみ毛穴の原因
その名のとおり、加齢やハリ不足、表情勤の衰えによるたるみが原因になります。肌のハリや弾力が失われると、本来丸い形をしている毛穴が縦に広がって目立つようになります。
その他、大きな影響を与えるのが肌の潤いです。乾燥で潤いがなくなると、しわが目立ち、毛穴も大きく広がって見えます。たるみ毛穴が進行すると、毛穴が帯状につながって小じわのように見える状態になります。
⑤クレーター毛穴の原因
主にニキビ跡が原因になります。腫れて赤みを帯びた炎症ニキビがなかなか治らないまま放置したり、誤った方法で潰したりするとクレーター毛穴が出来てしまいます。それは、肌の真皮までダメージが加わってしまっている状態です。
真皮は、表皮のようにターンオーバーが行われないため、1度ダメージを受けてしまうと修復されにくく、凹みのあるクレーター毛穴になってしまいます。